銘柄記録7月19日:今週の市場の見方
8267 イオン
株価低迷が続いているものの、引き続き注目されるのは主力の小売事業である。26/2期3Q以降、粗利率の弱さが続いていることから外資系を中心に評価は慎重だが、今1Qではイオンリテールの非食品部門で粗利率改善が見られた。一方で、売上構成の大きい食品部門では粗利率低下の影響が続いている。26/2期3Qからナショナルブランドの価格訴求を進めてきた一方、足元ではPBの低価格ラインへ戦略を戻す過程とも見られ、改善の動向を確認したい。また、猛暑関連銘柄として過去から評価されてきた点も意識される。
8511 日本証券金融
信用取引に必要な資金や株券の貸付を担う業界の中核企業であり、日銀と直接取引できる特殊な立場にある。制度信用取引を支える存在でもあり、テック相場を背景とした信用取引の活発化は、同社の事業環境にも関係してくると考えられる。また、市場が波乱含みとなる局面では売買代金が増える傾向もあることから、市場動向と合わせて継続して見ていきたい銘柄である。
278A Teea Drone
この下落相場の中でも反発する場面を見せたことが印象的だった。本来は産業用ドローンを手掛ける企業であり、サウジアラビアではプラント点検用ドローンの契約実績も持つ。さらに、ウクライナの軍用ドローン企業をTOBしたことで、防衛関連としても注目を集めるようになった。大手企業との競争はあるものの、技術力や実績が評価される可能性はありそうだ。また、高額株が人気化した後の市場では、次のテーマ株にも資金が向かいやすいという市場心理が働くこともあり、その点も含めて動向を確認していきたい。
6962 大真空
水晶デバイス大手。26/3期通期(4〜3月)は売上高396億円(前年比2%増)、営業利益11億円(同24%増)となった。国内では車載や産業機器向けが堅調で、前年の稼働損の反動もあり黒字転換し、収益改善が見られた。一方、アジアでは水晶ブランク不足の影響もあって赤字となったが、今後は事業環境の改善も確認していきたいところである。こうした点を踏まえ、中長期的な変化を見守りたい銘柄である。
