7月19日:今週の市場の見方

先週の日経平均の値動き
・7月13日(月):67,242円(▲1,315円)
・7月14日(火):67,743円(△501円)
・7月15日(水):68,751円(△1,008円)
・7月16日(木):66,835円(▲1,916円)
・7月17日(金):64,141円(▲2,694円)
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週間の合計は▲4,416円(2週連続で下落)
月間の合計は▲5,921円(4か月ぶり下落)

今週の見方

週末は悲壮感のある話が数多く流れ、過去の出来事なのか現在進行形なのか分からないような話まで入り交じっていました。ただ、その一方で、半導体需要の実際のレベルや、これまでの見方の中にあった計算のズレなども見えてきたと思います。エヌビディアの新製品の状況がはっきりするまでは、確認しながら諦める場面もあり、反騰も交えた保ち合いが続くのではないでしょうか。

SKハイニックスの決算についても弱気な話が目立ちますが、この水準まで下がってきたのであれば、同社や関連銘柄の業績見通しそのものが覆されたというより、買われ過ぎの修正という側面が強いように感じます。そうであれば、次の展開を待ちながら個別に対応していく相場へ移ってきたという見方になります。

市場の現状と課題

したがって、この局面では、これまであまり注目されてこなかった好業績株や、AIの発展を背景に期待される銘柄を探していくことが自然な流れでしょう。大型株を軸にしながらも、小型株まで視野を広げた物色が続く可能性があります。

一方で、市場が本来の姿へ戻るのであれば、割安株と期待株との綱引きになることも想定され、狙いは絞りにくくなります。それでも、好業績を好む人、割安株を選ぶ人、仕手系を好む人など、それぞれの資金が動く循環型の市場であり、市場全体の資金が大きく減っているわけではありません。だからこそ、一つに絞り切るのが難しい相場だと思います。

目先ではドローン関連などは面白い存在ですし、ソニーもこの市場の中でしっかり挽回してきています。半導体でもパワー系は今回の相場で伸び切っていないという見方がありますし、その一方で出遅れている分野を狙う投資家もいるでしょう。ですから、「損金捻出売り」が一巡する相場になれば、それほど怖い局面ではないと思っています。

今後、決算発表が本格化してくると、普通の好決算でも改めて評価される場面が出てきそうですし、「材料出尽くし」と言われがちな企業でも、置かれた位置次第では無反応とはならないように感じます。

今後の展望

もちろん、こうした流れが素直に進めば良いのですが、クレジット問題やエヌビディアの新製品の出荷遅延など、よくある新製品立ち上がり時の遅れが起きるようであれば、データセンター需要そのものへの懸念に発展する可能性もあり、その点は注意して見ておきたいところです。

無難に考えるのであれば、技術力のある小型株や、IPOで需給のしこりが少ない銘柄、さらに割安株やテーマ株を組み合わせながら見ていくことになるでしょう。

受けを狙うのであれば半導体のうんちくを書けば話題にはなるのでしょうが、このところは過去の自慢話やポジショントークも多く見受けられます。自分としては、実際に市場から資金が流出しているというより、資金循環が続いているという見方を大事にして動きたいと思っています。

最後に

週末の下落では、さすがに損金捻出売りが広がりました。ただ、だからこそ好業績の小型株をゆっくり探したり、一般株の中から好業績銘柄を拾ったり、まぐれ値のような場面を狙っていくのも悪くないと思います。それか、GO(581A)のように実際に強さを見せていた銘柄や、週末までしっかり踏ん張っていたフィジカルAI関連なども、継続して確認していきたいところです。

結局のところ、今は無理にアイデアをひねり出さなくてもいい相場なんだと思うんです。今は「ノーアイディア」で構わない。相場を見ながら、自然に次の流れを待つことが大事ではないでしょうか。