9月25日:今日の市場の見方

難しい地合いだとは分かっていても、だからといって手を引くには、株価の位置が低い銘柄が多いんですよね。日経平均もなんだかんだで、上がらないが下がらないという見方です。

金利が上がる相場では、バリュー株や内需株、借金の少ない企業を買うのがセオリーです。しかし、金利上昇をすでに織り込んでいるときは、成長株、特に好業績株に向かうのも普通なんですよね。そう考えたら半導体になるのは仕方がないですし、世の中の景気が良いと思えば、相場はどうにでもなります。

昭和のバブルの頃は、金利が8%になっても景気の強さが止まらなかったし、半年で価格が倍になるマンションも多かったんですよ。だから、バブルと言えないことはないですが、お金を置いておくと年に8%損するという理論から、「物に変える」という感じだったんですよね。だから株式も止まらなかったんです。

それに比べたら、今の金利は視力検査のような水準ですし、普通なら十分に資金が回る金利だというのが強気の見方です。しかし、本当にそうかというと、自分は踊り場に来ていると思うんですよ。実際、日本の購買力は伸びていないし、金利高を給与のアップで相殺しているとしても、金利負担の分だけ資産は減ってきていると思うんです。無駄遣いをしないという風潮も広がっていますからね。

そうした風潮からくる動きは、決して好景気とは言えないし、本当に皆が買わなくなったという印象も否定できないのです。海外に何を言われても良いから、本当はここでリフレを効かせないとまずいと思うんですよね。まあ、それは日銀の判断なんでしょうが、米国だって急激な金利上昇はまずいと自分は考えています。市場全体は「織り込んだ」としていますが、それは一時的な金利の幅であって、来年後半あたりの米国の金利見通しは下がっているんですよね。

まあ、見方によりますが、価格転嫁できるところは値上げしてきます。しかし、利益率を維持するための値上げには、本来の意図や競争意識がないと思うんですよ。値上げしてから安売りするスーパーも多くなってきているから、本当の価格が分かりにくい。経済政策が変わる局面と日銀総裁はおっしゃいますが、なぜ日本の購買力が落ちたままなのか、考えてほしいんですよ。

日本の機械の買い替えサイクルは14~15年。欧米は12年なんです。丁寧に使うのは良いのですが、その分、システムが遅れているんですよ。日本は昔のような簡単な技術の時代ではなくなってきているんですよね。