銘柄記録6月10日:今日の市場の見方
6/8備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
4577 ダイト
ダイトは医薬品の原薬製造販売や製剤の製造受注を主力とする企業で、特にジェネリックメーカー向けに強みを持っています。会社の見通しには少し甘い部分があり、円高と原材料の値上がりが影響して減益幅は広がる可能性が高いです。ただし、同業他社も似たような状況であり、同社は中国での後発薬承認やM&Aにも取り組んでいます。現状では悪材料を織り込んだような印象があり、下がりやすい地合いの中で逆張りを狙いたい株と言えます。
4490 ビザスク
ビザスクはビジネス知見を持つアドバイザーと顧客をつなぐ「スポットコンサル」を提供しています。積極的な採用戦略によって企業としての自信を高めており、今後のビジネスの中ではこうした営業スタイルが必須になると考えています。現時点では企業としては今を犠牲にしてでも強固な軸を作ろうとしている印象です。海外進出も進んでおり、需要は今後さらに増加すると予想されます。
4092 日本化学工業
日本化学工業は無機化学の分野で首位を誇ります。需要の反動があるものの、価格改定を行い通期収益は維持できる見込みです。ホスフィン誘導体という毒性の強い製品を扱っているため、取扱いは少ないですが、量子ドットや有機合成用触媒原料向けで好調を維持しています。人件費などのコスト負担が増しているため、現状維持の予想ではありますが、やや保守的な予想と感じる部分もあります。
3036 アルコニックス
アルコニックスは商社機能と製造業を融合した非鉄金属商社です。特に好調なのは、北九州のリサイクルセンターの稼働開始から、アルミや銅のスクラップの出荷量が倍増している点です。また、資源の再生に注目が集まり、希少金属も含めた市場の注目を浴びています。金属加工も好調であり、少し高い位置にありますが、徐々に成長が見込まれます。意外にも息の長い企業である可能性があります。