勢い(6/19朝の講義)
18日の東京株式市場で日経平均は前日比+1,151円24銭の7万1,053円49銭と、終値で初めて7万1,000円を上回る水準に達した。米国株式市場は反発。ダウ平均は72.15ドル高の51564.70ドル、ナスダックは496.27ポイント高の26517.93で取引を終了した。
この市場は運まで呼び込んでいるような感じで、今日はフジクラの動きが中心になりそうですよね。ちょうど銘柄の入れ替えが欲しかったタイミングでもありましたし、今回の上方修正は大きな材料になりました。前回の決算も決して悪かったわけではないのですが、市場の期待には届かず失速した経緯がありました。ただ、それもグループ全体の収支を考えれば仕方のない部分があったんですよね。加えて、米国・イラン問題による銅価格の不透明感もあり、会社側は慎重な数字を出していました。だから大きく売られていたのですが、多くの投資家は「そんなはずはない」と感じながらも、動いているキオクシアや村田製作所へ向かってしまい、結果として空き家のような状態になっていたんです。まあ、株主総会前ですし、強気な社長ですから一発見せたかったのかもしれませんね。
そうした個別の流れもありますが、基本的には米国のSQというイベントもありますし、スペースXを巡る資金の回転が市場に大きな資金を呼び込んだ面もあります。それらをきっかけに投資を始めた人たちにとっては、テック株こそが株式であり、それ以外は債券のような感覚なのかもしれません。一気にテック株へ資金が集中した、そんな印象がありますよね。
また、結果的に金利が上がらなかった米国市場という背景もあります。しかし、このFRB議長については少し注意して見ておく必要があると思っています。改革を前面に出しているだけに、市場への情報発信が以前より分かりにくくなる可能性がありますし、判断に迷う局面では相当厳しい時間帯が出てくるかもしれません。今は経済指標も比較的好調ですが、今後インフレの測り方そのものが変わった場合、本来なら金利を下げてもおかしくない局面で据え置かれたり、その説明が十分になされなかったりすることも考えられます。
夏相場というのは、やはり怖いんですよね。
6823リオン、1963日揮、1942関電工
