9月3日:今日の市場の見方

難しい地合いは、方向性も需給も読めないし、経済の方向もおかしな形になっています。まして、米国の口出しはマスコミのせいでおかしな方向になっていますが、日銀は初めから9月に金利を上げると言っていたし、「上げますよ」と言わなくても、「分かっている」部分だったと思うんですよ。それを「外圧」のような言い方をしているし、「逃げられない」という表現に、米国は「やっと言うことを聞いた」なんて言い方になるんですかね。

以前から話しているように、日銀は0.75%ほど予定金利以下の状況であり、そうした感性は、記者会見できる時に上げるという伝統的な作法があります。その話は7月から文章に書き、Liveや講演でも話をしていました。なのに、勝手に10月という風な話にすり替えたのはマスコミですし、それを外圧から9月に変えたなんて言い方をしていますよね。

市場は10年国債が3%に乗ったことを「織り込み」としていますが、ここまで大きく取り上げながら外圧を強調するんですかね。財政不安から来る金利上昇とか、投資先として財務省が原価計算に変えたから、護送船団が機能しなくなったんですよね。まあ、需給から見れば当たり前なんですが、そこで日銀が国債買い取りをしなくなるとか話しています。しかし、これも初めから縮小計画ですし、植田総裁は気分が悪いでしょうね。

逆に言えば、市場に話題がないからこうしたことが取りざたされるんですし、為替介入なんてのに近いリップ作戦ですよね。自分はこうした時に、米国首脳が「自分たちのおかげ」「正しいことをしている」なんて言い出すんでしょう。ほんと気分が悪いし、下げ賛成のマスコミは煽るのをやめてほしいですよね。