9月27日:今週の市場の見方

今週の見方

金利問題は、おおむね織り込んだと見て良いだろう。筆者からすると問題は多いし、先々また話題になるかもしれないという不安定さはある。ただ、テック株にはPERから見ても納得できる水準まで押したものが多く、人気銘柄の乱高下はあっても、安定した数字が見込める企業や、成長が見える企業には買いが入りやすくなっている。

一方で、政治を含めた不透明感や、金利上昇に伴う景気不安が、資金の少ない時期と重なっている。市場全体に広がる強さは、まだ確認しにくい。

市場の現状と課題

先日、鈴木一之氏とYouTubeで話した際、彼は「半導体相場は難しい。なぜならば新商品に変わる時に動く銘柄が変わる」と前置きしたうえで、「ここ最近、陽線の続く半導体関連が多いんだよね。こういう時に二段目の動きが始まる時が多い」と言われていた。

9月半ばからは、上がっていたテック関連ですら調整し、割安な水準に入るものも出てきた。中間決算の予想も、ヒアリングを踏まえて行われている模様だ。こうなると市場は押し目を待つのが難しくなるし、中間決算に向かって半導体関連に再び動きがあっても不思議ではない。そう思える動きが目立ってきている。

ただ、直近にはトランプ大統領のちゃぶ台返しへの懸念や、連続的な金利上昇が持つ危険な側面もある。

今後の展望

株式は「懐疑の中で生まれる」という格言がある。銘柄の選択は必要だが、少し実用的なものが動く可能性もあるし、下げ過ぎた銘柄のリバウンドがあっても不思議ではない。

いや、とにかく「その他」が弱すぎる。少し市場に活を入れるには、ベタな銘柄で良いから、日経平均を引っ張っていってくれるものが欲しいと思う。市場は少し間口を広げようとしているが、短期売買による食い散らかしや、規制解除を狙う売買が多い。運用者も動きにくい地合いだけに、安定性には欠ける。

しかし、月末のリバランスが明ければ、後半の運用も始まる。割安株が多いとなったら、意外にスムーズに動く可能性はある。

最後に

銘柄は「無難」にという考え方で向かうが、あまり弱気にはなりにくい個別銘柄も多い。今月後半や11月頭に動きにくいとすれば、ここから強くなりにくいタイミングでもある。そこは見極めながら動きたい。