横に向かえば(6/17朝の講義)

市場は元気そのものですが、自分は今の市場の形がこのまま続くなら、どこかで大きな落とし穴があるような気がしています。基本的には半導体が好調なのですが、サイクル的に見れば半導体指数は苦しくなりやすい時間帯ですし、金利上昇による経営負担も、データセンターを必要とする企業に少しずつ出てくると思うんですよね。必要な投資ではあるのですが、その負担によって収益率が変わる部分もありますし、10年単位で見れば、その影響から苦しくなる企業も出てくるのではないかと思っています。

ただ、それは今すぐの話ではないので、半導体の中でも深掘りしていくと、工事や空調、電力確保といった分野の見方もできますし、専用の小型発電設備なども含めて見るべきところは非常に多いんですよ。しかし、そうした企業は日経平均への寄与度が低く、日経平均と実際の経済や物色が分離していること自体が、この市場の強さでもあるんですよね。いわゆる「高止まり」が半導体には必要で、その間にTOPIX系の出遅れ銘柄や、食品、化学といった分野にも資金が向かうことが大事だと思うんです。

しかし、合意した、署名したと言っても、何やらまだゴタゴタしていますし、トランプという人は本当に面倒くさいですよね。それでも莫大な資金を稼いだ米国ですから、次々と手を打ってくるのでしょう。ぼちぼち日本に対しても、米国投資への本腰を求められるような気がしています。バカンス前というのは色々と片付けに来る時期でもありますから、なかなか難しい局面なんですよね。

8136サンリオ、1963日揮、1942関電工