確認済み(7/1朝の講義)

何が不明で、何が不安なのか――その点を一つずつ確認しながら、現状の市場と折り合いをつける形ができてきたので、当面は堅調な展開になりそうですね。押し目からの切り返しも、鉱工業生産指数を見ると北米向け電子部品が牽引していることが確認でき、まずはそこが評価されるのも自然な流れだと思います。キオクシアや東京エレクトロン、アドバンテストなどは勢いがあり、とりあえず買いが集まる銘柄ですから値幅も出やすいですよね。展開自体は先日と似ていますが、今回は理屈や確認材料が伴っている分、強さに対する安心感が出てきた印象です。

これまでのように、「よく分からないけれど上がるから買えない」「空売りが入る」といった急騰局面とは少し違います。今回は一定の裏付けを確認したうえで買われているため、短期売買だけではなく、少し長い目線の資金も入ってきているように感じます。昨日の朝のようなデイトレ狙いの動きは崩れましたが、後場に見られた腰の据わった買い方は安心感がありました。あとは、この流れがもう少し横に広がってくれれば、より良い展開になると思います。

もちろん、そうは言っても株価水準が高いという認識は持っておくべきでしょうし、エヌビディアの新製品に対する不透明感も残っています。慎重に見ていく必要がありますし、韓国企業が相次いで増産体制に入れば、将来的には価格競争につながる可能性もあります。また、データセンターもコスト負担が大きくなりつつあり、収益面で課題が意識される場面も出てきていますよね。

そうした点との駆け引きや時間の経過が今後のポイントになりますが、一度その不安を確認したうえでの上昇ですから、これまでよりは少し安心して見られる相場になってきたのではないでしょうか。

1945東京エネシス、4680ラウンドワン、3697SHIFT