銘柄記録7月1日:今日の市場の見方
7/1備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6103 オークマ
工作機械大手で、マシニングセンタ(MC)では国内トップクラス。フィジカルAIの現場に近い企業であり、基礎技術への評価も高い。26/3期4Qの受注は前年同期比50%増となり、工程集約や自動化に対応した高付加価値機種への需要拡大が続いている。航空・防衛、データセンター、エネルギー関連が受注を牽引し、4Q受注全体も同38%増と堅調だった。今下期売上への寄与が期待される一方、EV関連案件や米国関税の影響もあるため、そうした点を見極めながら評価したい企業である。
4203 住友ベークライト
樹脂加工大手。半導体関連では、26年度もAIサーバー向け(パワー・メモリー)の需要拡大を背景に、半導体封止材などの需要が伸びるとの見方が示されている。次世代パワー半導体向け材料の開発も順調で、AI半導体向け液状封止材は顧客評価が始まっており、次世代用途への開発も一定の目途が立ったとしている。中国新工場の認定も完了し、26年内のフル稼働を予定。さらに、京セラから譲り受けた事業とのシナジーもあり、AIサーバー向け半導体材料分野での展開が注目される。
8804 東京建物
旧安田財閥系の総合不動産会社。マンション分譲と賃貸事業を主力とし、近年は物流施設やオフィス分野にも注力している。堅調な東京オフィス市場を背景に、オフィス供給力を持つ点は強みの一つと考えられる。また、収益不動産の売却益も安定的に見込まれる事業構造となっている。大手不動産各社では賃貸利益率向上を背景とした賃料改定も進んでおり、その流れが収益面へ反映される可能性もある。金利上昇局面では不動産株が敬遠されがちだが、過去には金利上昇局面でも含み資産を持つ企業が見直された例もあり、その点は参考になるだろう。
4114 日本触媒
アクリル酸で世界有数、高吸水性樹脂でも世界トップクラスの企業。27/3期1Qはナフサ価格上昇を受け、アクリル酸エステル(AES)、高吸水性樹脂(SAP)、酸化エチレン(EO)、アクリル酸(AA)などの価格改定が進んでいる。一方、ナフサ供給自体には大きな変化はなく、数量面は概ね維持されている模様である。事業構造の改善も進み、収益性には変化が見られる。さらに、微粒子、エチレンイミン類、AOMA、反応性希釈剤など成長分野の拡販や原価低減への取り組みも進められており、中長期の視点で注目していきたい企業である。
