9月29日:今日の市場の見方

今日の見方

めんどくさい市場です。今回の下げはメディアの煽りによるところが大きく、売り主体を後押しするような記事が多いと思います。少なくとも日本に関しては、日銀の計画通りの利上げでしょう。それを「急ピッチ」としています。米国はちょっと読めないのですが、アピール性が強いだけに、ここは市場が想定する程度の利上げで良いと思っています。連続性を高めすぎると良くないですからね。

そうした米国の動きに日銀も煽られ、影響が出るという見方を根拠に売っているのでしょう。しかし、米国がここで利上げを急いだら、米国の経済は荒れてしまいます。確かに半導体やデータセンターの建設は有望ですが、そこが動きにくくなる以上に、不動産価格の低下をはじめとした問題が出るでしょう。

実際、金利が上がり始めてから、米国では車が売れにくくなってきました。原油の高止まりで車に乗らない人も増え、日本の状況に近くなっていますよね。まあ、遠くから通勤する国ですから、車を必要とする人は多いでしょう。それでも、ガソリンや軽油の値上がりは相当痛い状況なんですよ。日本はうまくやっているという評価のはずなんですが、高市おろしに加担しているメディアも多いですからね。

いずれにしても、日本は物価が上がりすぎないように努めています。日銀が金利を上げるのは、歴史的に見て通常の水準に戻したいからであって、そのペースが遅いのは、政策による物価の安定が効いているからなんです。一方、米国は自由に動く大統領の下で、物価を上げることが仕事のようになっている。金融政策を取り巻く状況が日本とは違うんですよね。アンチ・トランプを強調したいから、余計にそうなっているんです。

そこを突かれていますよね。