米キャタピラー(5/1朝の講義)

半導体関連が良い数字を出してくること自体はある程度予測できましたが、キャタピラーがあそこまで強い内容になるとは少し意外でしたよね。これまでインフレや雇用の面から不安視されていた米国経済が、結果としては堅調さを示してきて、今度は雇用統計の中身まで気になる展開になってきました。市場がネガティブな局面であれば、こういう場面では「金利上昇」を嫌うはずなんですが、これまで偏った物色に依存していた投資が、少し見方を変えるきっかけになる可能性はあるように感じます。

日本が同じような経済状況にあるとは思いませんが、産油国である米国の強みはこういう局面で際立ってしまいますし、結果として資金が向かいやすい国になっているのでしょう。いずれにしても、いまは業績相場と捉えるならば、分かりやすい銘柄から少し意外性のある方向へと物色が広がる流れで、根底には資金余剰の環境があるのだと思います。

ただ、やはり為替介入が意識される動きになってきたという印象はありますし、昨日も書いたように今回は「急激な変動」に対する対応ではないため、効果という意味では限定的かもしれません。米国の堅調さと、日本の物価上昇に対する財政対応、さらに資源を持たない国としてのホルムズ海峡問題などを考えると、足元の物価上昇の流れから見て、6月の指標は金利上昇を意識せざるを得ない方向に進む可能性もあります。先日の「源太カレンダー」で触れたシナリオに近づいてきている印象ですよね。

これらをすべて織り込んでなお市場が強くなるには、ややハードルが高い気もしますが、物色対象が少しでも広がってくれれば見方は変わってくるはずです。ただ現状は、日本市場は急落する銘柄が多すぎるという印象がどうしても残りますね。

4883モダリス、2782セリア、1801大成建設

米キャタピラー、1─3月期は増収増益 需要堅調で収益見通し引き上げ:ロイター2026年5月1日午前 1:33