10月25日:今週の市場の見方
今週の見方
基本的には好業績は変わっていない。しかし、オルカンの売却で、良し悪しを考える間もなく株式が放出されるから、何でも売りという形になってきた。本来はデータセンターなどの資金的な話であったAI関連の問題が、景気鈍化時の落ち込みと結びつけられ、過大評価されている。フランスの情勢や、トランプ大統領の急なロシア接近姿勢、中東も収まらないという状況は、欧州勢にとっては投資どころではないだろう。
しかも、エネルギーの高騰は米国もそうであるが、非常にきつい状況を招いているし、フランス辺りの不満は相当なものになる。「移民の仕業」とか話しても、収まっていないのは事実で、そういうことではないと筆者は思っている。生活できない人はそういう人たちに多いし、だから、そういう状況に入りやすいということなんだろう。
市場の現状と課題
株式はまだまだ揺れる可能性が高く、ハイパースケーラーの決算発表も気になるが、米国ビッグテックの決算発表が今週の中盤から始まり、日本もアドバンテストから始まって、週末にはキオクシアや東京エレクトロンもある。しかし、この位置まで来たら、中身がどうこうではなく、買うのか買わないのかという部分になってくるし、気の悪い市場ならば何を出したって悪く取られる。キオクシアのレシオからどのような評価をしても、市場は株価しか見ない性質にあると思う。
今後の展望
特に週末の東京市場はまともな見方ができておらず、軽量株の下落は金利上昇時だから当たり前とするのに対して、先々週辺りは相当買われていた。ここまで来たらAI関連から遠のく見方が強く、TOPIXに新採用された企業や、新たに選出される可能性のある企業を探す方へ、市場関係者は流れている。要するに、市場の一喜一憂に飽きが来たということであり、報道操作が異常な状況では、他のことで市場を見ながら、需給の落ち着きを待つイメージ。
最後に
ただ、結局は水準や月替わりで変わる、いつものパターンである。先月も日程や下げ相場を経て、最後は3日間で3000円上がるなど、理屈も何もなかった。中間選挙や政情不安という心理的なものから、買い手控えの中で需給を揺らすという、非常に悲しい相場。日経平均という「道具」で、海外勢が楽しんでいると思う。




