強い時こそ(4/27朝の講義)

市場はかなり強い状態に入ってきていますし、実際に儲かっているところ、あるいは儲かることが見えやすいところに資金が集中しているので、感覚としては「行くしかない」という雰囲気になっていますよね。こういう場面になると、自分は昨年の10月から11月の相場を思い出すのですが、一度頭に刷り込まれてしまうと下しか見えなくなってしまい、本来止まると思っていたタイミングで上がってくると戸惑うんですよね。それに今回は、3安月末から刷り込まれた「下げ要因」が残っている分、昨年と同じように、さらにもう一段ギアが踏み込まれている印象もあります。

ただ、それでいいのかという話になると、市場そのものを否定するのではなく、どこに注意を払うべきかという視点が大事なんですよね。ブラックスワン的な出来事も、完全な突発というよりは、それなりに前触れがあることは分かっているわけですし、そこをどう捉えるかがポイントになります。それが今週のレポートの骨子でもあり、弱気になる必要はなくても、知っておくべきリスクがあるということなんですが、そうした部分が忘れられやすいのも今の相場なんですよね。

為替も159円台後半まで円安が進んでいる状況では、日銀が簡単に金利を引き上げるのは難しい。そこにさらに円安が進めば、原油高と為替の円安が重なり、為替介入の大義名分が成り立つ形になりますよね。そうなった場合、押しからの反動は早く、結局は買うポイント自体は今と大きく変わらないのですが、そうした動きへの備えを意識する流れが出てきたという感覚があります。

好決算の企業が2日以上続いて出てくるようであれば、まだ流れとしては崩れていないと見ることも出来ますが、そのあたりはしっかり確認していきたいところですよね。

8306三菱UFJ、8954オリックス不動産、5563新日本電工