強さと乗りにくさ(6/1朝の講義)

多くの人が相場は強いと感じていて、「和平」があやふやなままでも、「和平方向」という認識が確認されると強気に傾いていますよね。ただ、主力銘柄の一角は思ったほど勢いがなく、その一方でテーマの二番手あたりに位置する好業績銘柄が、かつてのキオクシアを思わせるような急騰を見せています。積層セラミック関連などは、とにかく必要とされる分野だけに反応が早いんですよね。

ですが、そこに今から乗れるかというと話は別です。既に持っている人は売りたい気持ちも出てきているでしょうし、そうなれば明日あたりから少しおかしな流れが出てきても不思議ではありません。

しかし不思議なもので、この2日間くらいが非常に長く感じるんですよね。乗れていない、持ち株は上がらない、そうしたイライラの中で、何かニュースが出るとつい変な行動を取ってしまう。だからこそ、多くの人が「なぜ株が上がるのか」を頭で理解できた時というのは、逆に怖いんです。

本来なら、この強い経済環境を背景に物色が横へ広がっていくのが自然だと思うのですが、実際には動いている銘柄へ資金が集中してしまう。そこがなんとも気持ち悪いんですよね。

そうした気持ちの揺れが長く続くと、人は焦ってしまいます。そして処分売りが一巡したり、相場が強い理由が見えてきたりすると、今度はそれを信じ切ってしまう。今日明日は、そうした気持ちの弱さが思わぬ行動につながりやすい時期だと思うんです。

だから自分は、無理をせずバリュー株やテーマの端にいる材料株を買ったりするのですが、そういう時に限って逆に痛い目に遭ったりするんですよね。

ではどうしたら良いのかと言われそうですが、結局のところ、自分は銀行株あたりを見てしまいますね。

6703沖電気、8306三菱UFJ、4680ラウンドワン