上がる物を買う(4/28朝の講義)

2026年4月27日の東京株式市場、日経平均は史上初めて終値で6万円台に乗せ、6万0537円36銭で取引を終了した。米国株式市場はまちまち。ダウ平均は62.92ドル安の49167.79ドル、ナスダックは50.50ポイント高の24887.10で取引を終了した。
理屈と現実がかみ合わない世界が「運用」です。ですから、いま一番儲かっている企業を買っているようでいて、実際にはこの先一番儲かるであろう株式を買うのが正しい、という話になります。ただ、そこには何度も言うように「想定」と「現実」のズレがあって、確かに半導体やメモリ、コンデンサーは儲かっていくと思いますし、そうなるにしても、今の株価がどの程度の収益まで織り込んでいるのか、そこを深く考えていないケースが多いんですよね。
実にシンプルな話なんですが、こういう展開になると多くの人がチャートから「目標株価」を引いてきます。ですが、上がり始めたときは「これだけの収益が出るはずだ」という前提で描いたものであって、いまはその数字を「儲かる」「読みやすい」と言い換えているだけで、実際にどのくらい儲かるのかという具体的な判断にはなっていないんです。
前回の決算発表は「織り込み」という雰囲気が強く、発表が一つの天井になるケースが多かったんですが、今回は「もっと良くなる」という見方なのか、そこからさらにスタートしていくような動きが多いですよね。水準がじわじわと切り上がったところで、決算をきっかけにさらに上がる。正しい流れとも言えますが、その分だけ決算に求められるハードルも上がってきているように、自分には見えるんです。
毎日のように少し批判的な書き方になってしまいますが、市場がうまく上がっているときほど、どこかにブラックスワンが潜んでいるような気がして仕方がないんですよね。
8802三菱地所、6366千代田化工、4390IPS
